MARUGO GRANDE@新宿三丁目 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

隣に座る23歳の女性。話は日曜日に遡る。年下の友人と映画鑑賞後、地元の居酒屋へ足を運ぶ。合流する旧友2名。共に恋人のいない彼ら。彼女自身も交際相手はいないが、それより心配な姉の存在を明かす。美術館巡りが好きな28歳。あいにく僕らは、高尚な趣味を持ち合わせていない。ふとケータイに目を移す。友人から個展開催の知らせ。


烏兎怱怱


そんな奇縁がきっかけとなり、この度の飲み会が開催。仕事上がりの新宿。初対面となる友人姉の要望に応え、ワインBAR「MARUGO GRANDE 」まで案内する。本日見繕った男性助っ人と合わせて4名。対面するは、顔のよく似た姉妹。照れくさそうな姉と、毅然とした態度を取る妹。対比の妙。無事に信頼も得られ、次は20日にお姉様と個展デート。