うらおもて人生録 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

3連休明けの仕事。世間では、3日間働けばまた3連休。俗にシルバーウィークと呼ばれる。会社が与えてくれた夏季休暇は、まだ半日しか使っていない。4.5日間の有給休暇を消化する権利が残されている。午前中のみ出社。午後休。自宅に戻らず、そのまま羽田空港へ向かう。20時出発の便に乗る為だ。行き先は沖縄。19時過ぎに仲間と合流する。

烏兎怱怱


同年代の同僚男性が、毎年のように沖縄を訪れているのを聞き、羨ましく思った。今夏、同伴させてもらおうかと画策。そこに、共通の友人女性が便乗。彼女は僕が所属するフットサルチームの仲間。5歳下。社内フットサル部にも顔を出してくれている。妹のように懐いてくれていて可愛い。彼女の同僚女性もこの企画に賛同。4人が揃うのは、まだ先。


うらおもて人生録 (新潮文庫)/色川 武大

(内容紹介)
優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ…。著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。


移動の間、手持無沙汰を危惧して用意しておいた本を1冊読み終えた。最近、仕事や私生活で上手くいかないことが続き、不運を呪っていたところである。作中、著者は「禍福は糾える縄のごとし」という言葉を用い、運不運は表裏一体であることを説く。悪いことの次には良いこと。最近、それを実感した。ものすごい幸運に巡り合った。まだ内緒だけど。