先月の下旬に出社した土曜日勤務の代休を、14日(月)に取得していた。まだ癒えぬ腰痛には温泉で湯治が良いと聞き、では箱根温泉旅行をと企てる。彼女が勤務する会社は、流石は大手の手厚い福利厚生で、旅行会社のツアーパックから一人1万円引き。雑誌やパンフレット・口コミサイトで情報を集め、選んだ旅館は「強羅花扇 早雲閣 」。
先の大地震の余波は、チェックイン前に観光で訪れた大涌谷が立ち入り規制となっていたり、2日目は計画停電の影響から午前中のうちに帰路につかなければならなかったりと、目的の殆どを遂行できずに終わってしまった。それでも、旅館のサービス、温泉や食事の満足度の高さは特筆すべきクオリティーだった。貸し切り露天風呂も良かった。
彼女の実家は、震災で特に被害の大きかった宮城県石巻市。ご家族の安否を気遣いながらでは、とても旅行どころではなかっただろう。一泊二日の時間を共有する間、共通の財布を設けた。帰りに小田原-品川間で新幹線を使った分を差し引いても、当初見込んだより多くの予算が余った。それを義援金に回すことにした。救命と復興に役立つように。
