日本vsカメルーン | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

日本が勝った。カメルーンに勝った。直前のキャンプ以降、親善試合でも結果が出ず、狼狽する監督の迷走ぶりに不安が募ったが、本田の1トップが吉と出た。松井と大久保もキレていた。中盤の底も、DF陣も、最後まで集中力を保っていた。勝てば官軍。岡田監督のガッツポーズを久しぶりに見た。まずは勝ち点3の獲得。この事実は大きい。さて。


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ここからは冷静に分析。日本のこの試合のシュート数は、本大会開幕以降、恐らく一番少ない。チャンスを作り出すアイディアと、そこに掛ける人数が圧倒的に少ない。先制点は、松井の個人技と本田の決定力。後半の長谷部の惜しいミドルシュートも合わせ、海外で活躍する選手のメンタリティは特筆すべきである。カメルーンの不調にも救われた。