テレビドラマで見る人材ビジネス | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

例えば親戚一同集まる場で、仕事は何をしているのかと聞かれる。はい、人材ビジネスに携わってます。そう説明すると、聞いた殆どのビジネスに疎い方は、「人材派遣」と思い込む傾向がある。不正解ではない。恐らく、お茶の間でドラマ「ハケンの品格」が流行ったのも一因だろう。でも、正解ではない。僕が在籍する会社は、派遣免許を持っていない。




人材派遣を取り巻く環境が、激変している。規制の緩和によって、あらゆる職種への派遣が認められ、国内の市場規模が急拡大したあの頃が懐かしい。当時、僕は新卒社員として、その勢いに圧倒されていた。入社一年目にして、在籍する会社が上場する栄華を知る。あれから5年。栄枯盛衰とはまさにこのことか。派遣会社は、どこも瀕死の状態だ。




代わりに台頭する、残り2つの人材ビジネスがある。「人材紹介事業」と「再就職支援事業」。僕は、その両方に携わっている。旬なテーマだからだろう。1月からの新クールに、両題材がテレビドラマとなって、お茶の間を賑わせている。今後、自己紹介で「人材ビジネスに携わっています」と説明した際、また違った反応が期待できるかもしれないね。




【人材紹介事業】エンゼルバンク/テレビ朝日:毎週木曜21:00より


一人前のHHになりたい28歳の日常




【再就職支援事業】君たちに明日はない/NHK:毎週土曜21:00より


一人前のHHになりたい28歳の日常




ちなみに先に謝っておきますが、僕はまだこの両番組を見ていない。「エンゼルバンク」は漫画コミックで、「君たちに明日はない」は小説で、それぞれ原作を読んでいる。ここで紹介しておいて何ですが、果たして原作ほどに良い内容に仕上がっているか分からない。少なくとも「君たちに~」の主人公、村上真介役は、絶対に坂口憲二じゃないと思う。