僕が担当しているインダストリーは、IT業界である。入社から2年も同業界を担当していると、社内において、専任という認識がついて回るようになった。本来の得意分野は、広告業界だったんだけどね。何名かいるIT業界担当の中で、僕の棲み分けはSIerである。ERPとかC言語とか、何それ食えるのって感じだったんだけどね。いやはや。
さて、最近会うキャンディデイトの大半が、SI業界は終わりだと嘆く。彼らが従事している業界にも関わらず、である。不景気の影響で、ITの投資に企業はお金を回さなくなった。それどころか、コストカットから、現存の運用システムを見直す動きまで出てきている。彼らは口々に言う。「時代は、クラウド・コンピューティングですよ」。何それ、食えるの。
- クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)/西田 宗千佳

- (内容紹介)
- 「世界にコンピューターは、5台あればいい」プログラムもデータも、すべてをネットの雲(クラウド)で処理する新しいコンピューティング。ウェブ2.0も乗り越え、既存メディアやビジネスの前提を覆すそのインパクトを、気鋭のジャーナリストが活写する。
IBM創設者のトーマス・J・ワトソン氏の誤った予想を、サン・マイクロシステムズCTOのグレッグ・パパドポラス氏がフォローするブログ記事が、今のコンピューター業界を上手く表現している。曰く、グーグル、マイクロソフト、ヤフー、アマゾン、セールスフォース・ドットコムの5社。彼らが、膨大なコンピューターを統合しているのである。