長いので読むと疲れます
複数人で遊ぶ時等に用いる、ジャンケンで使用する『グー』『チョキ』『パー』を駆使し人数を2分割にするための技法。
こう書くとやや解りづらいですが、
まぁ要するによくやるアレです。
皆さんも1度はご経験なされたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、私の地元ではこれを『グッパー』と呼んでいました。
名前の通りグーとパーのみを用い、チョキは使いません。
ですがこの『グッパー』
地域ごと、
いや、
小学校ごとで大なり小なり差異があるようなのです。
『チョキ』を使用する、
それに伴い変化する名称、
そして行う際の掛け声。
その他様々なローカルルールがありますが、
今日は『掛け声』についてお話したいと思います。
前述の通り我が地元(小学校)では、『グッパー』と呼称しておりました。
これは別段珍しい呼び方ではないと思うのですが、
これを行う際に発する掛け声がやや特殊なのです。
どんな掛け声かと言いますと、
「グッパーグッパーグッパージャス!」
といったもの。
グッパー×3は理解できる、
だが『ジャス』よ、
お前は何だ。
「グーッパ!」や、「グットッパ!」といった端的な掛け声もある中で、
異彩を放つこの掛け声。
グッパー×3を唱えた後のトドメを刺すような『ジャス』
まさにグッパー界の異端児。
私の考察ではおそらくこの『ジャス』は、
justice(ジャスティス)
正義、公正、審判、そういった意味を持つ言葉。
つまりこの掛け声は、
『己が正義に基いた確固たる信念の上、公正に審判されたものである』
ということを宣言しているのだ。
一体私は何を言っているんだろうか。
まだだ、まだ終わらんよ。
ただでさえ異彩を放ちっぱなしのこの掛け声、
しかし、この掛け声には続きがある。
うまく2分割されなかった場合、所謂『あいこ』だった場合、
「オーラージャス」
この掛け声と同時にもう一度拳を繰り出すことになる。
もうダメだ、
『ジャス』の考察だけでも頭が痛いのに、ここにきての新勢力、
『オーラー』
何だ、何なんだオーラー。
20年来の謎を今ここで考えてみたいと思う。
『ジャス』が『justice』であるならば、
やはり『オーラー』も英語なのではないだろうか。
オーラー、オーラー、オーラー......
all love
私は考えることをやめた。
そしてこの「オーラージャス」
あいこを繰り返す度に微妙に音程が変化する。
「オーラージャス」の「ラー」の箇所が2回目には半音上がり、3回目は元に戻る。
以降、これの繰り返し。
「オーラージャス、オーラー(↑)ジャス、オーラージャス、オーラー(↑)ジャス、オーラー......」
どうやらこの『グッパー』
私なんぞの手に負える代物ではないようだ。
皆様の地域での掛け声も是非お聞かせ願いたいものです。
お相手は私、相馬圭祐でした。