は行終了 | 相馬圭祐オフィシャルブログ「西陽で部屋の畳が焼けていく」Powered by Ameba

は行終了

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今更になって各行の終了報告が壁になっている。





ここ最近、

と言いますか普段から読書をあまりしない。



小学校低学年時分は、20分休みになると真っ先に図書室に駆け込み一人でずっと読書をしていたというのに。


そのせいで担任の教師によく心配されたものだ。


「案ずるな、昼休みは元気に外でドッジボールに興じているではないか」


と子供ながらにいつも思っていた。




中学生になると、

星新一氏などのショートショートに傾倒するようになった。


このショートショートでさえ、

目次を開きページ数の少ない短編中の短編を選って読んでいた程だ。


この中学時代があった事で、おそらく私は今でも小咄が好きなのだろうと一人納得。





兎に角、自ら進んで長編を読んだ記憶がない。

今まで読んだ数少ない長編は全て兄に薦められたもの。





それでも国語や作文は大好きだった。



修学旅行に際し沖縄へ行った時、

『沖縄と武蔵丸との関係性』

という、何かにつけて沖縄と武蔵丸関を結び付けるレポートを書き怒られたのはいい思い出だ。



授業の一環で新聞に投書するという時には、


「こんにちは、ガリレオ・ガリレイです」


という書き出しで終止ガリレオ・ガリレイ目線で書き、

どこで拾ってきたかもわからない英国紳士の画像を張り付けたのも捨て難くいい思い出。

何故かこれは高評価だった、全くもって基準がわからない。




それぞれがいい思い出なのは結構、


しかしながらこれではいかん。


もっと見聞を広めよう、



終わらない20分休みを始めるんだ。



そう思い私は、

兄から借りたきり埃を被ったままの安部公房を開くのだった。





お相手は私、相馬圭祐でした。