スピリチュアルとかオカルトの話とは、
基本的に距離を置いています。
といっても、
頭ごなしに否定する気持ちはありません。
人類がその歴史のなかで、
長い時間をかけて共有してきた感覚には、
それなりの"理由"があると思うからです。
たとえば、
「鎮魂の儀式をしないと幽霊が出てくる」
というオカルト(超自然的)な部分とは、
少し距離を置いて生きています。
でも、「憾みを残して
亡くなった者を弔うことを怠ると、
生者に災いが降りかかるー」
ということについては、
旧石器時代以来、
世界中のすべての社会集団が
"合意に達している"という事実は、
無碍にできないと考えています。
「幽霊が化けて出る」とは思っていません。
でも、「幽霊が化けて出る」という
信憑を持たない社会集団は存在しません。
これもまた歴史的な事実なわけです。
つまり人は、いつの時代も、
価値観、信仰、国がちがえど、
見えないものに"なにかしら"の意味を
見てきたという事実があります。
スピリチュアルとかオカルトの話からは、
基本的に距離を置いているけれど、
人類がずっと共有してきた"そういう感覚"を
軽々しく扱うのもちがうと思っています。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
見えないものは、
いつも悪用されやすい。
