バカが世界を狭くする。 | わくわく海賊団

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Compass of Your WakuWaku

色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚

 

 ジェネレーションギャップを感じる瞬間。

 それはだれにでもあると思います。

 

 本やドラマ、SNSでバズっているもの。

 まわりが「おもしろい」と言っているのに、

 じぶんにはその良さが理解できない…。

 

 もし対象が若い世代なら、

「これがジェネレーションギャップか…」と、

 納得するのは割とかんたんだと思います。

 

 年齢のちがいとともに、

 感覚がズレるのは自然なことだからです。

 驚いたり、あきらめたりしながら、

 受けとめていけばいい。

 

 でも、ときどき厄介なのは、

 同世代やそれより年上の人たちが、

「これはおもしろい!」と言っているものが、

 どうしても理解できないときです。

 

 それは「年齢のせい」では片づけられず、

「もしかして感性が鈍ってきたのかも」なんて

 不安になってしまうこともあります。

 

 もちろん、好き嫌いはあって当然です。

 

 みんなが好きなものを、

 じぶんは好きじゃないことはあります。

 でも「ここが魅力的なんだろうなぁ」と

 他人の感じ方を想像できていたのに、

 最近はそれすら「むずかしい」と

 感じてしまうことがあります。

 

 でも、よく考えてみると、

 理解できないものを「バカ」のひとことで、

 片づけなくなったからかもしれません。

 

 安易に「バカ」ということばで、

 理解できないものを一蹴しなくなったゆえ、

「なぜおもしろいのか」と悩むようになった。

 

 人は考えることをやめたとき、

「バカ」という捨て台詞に逃げこみます。

 

「あんなのバカだよ…」

「バカのすることだね…」

 

 バカと言わなくなったとき、

 世界はもっと深く広くなるのだと思う。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 バカっていうほうがバカって、

 ほんとうに的を得たことばだと思います。