続いてほしいものって、ありますよね。
大好きな映画シリーズとか、
いつも元気をもらってるロックバンドとか、
お気に入りのお店なんかもあります。
でも、どんなに愛されたものでも、
いつかは"カタチ"を変えていきます。
たとえば、スタジオジブリ。
「ディズニーは継承できたのに、
ジブリはそれができなかった…」
と批判する人たちがいます。
たしかに昔のようなジブリ作品は、
もう出てこないのかもしれません。
その背景には、宮崎駿さんが、
「他人に教えながらつくるよりも、
じぶんでやったほうがいい」と考え、
長く現役を続けてきたからだ…
という指摘もあります。
技能や思想を組織のなかで、
引き継ぐことがむずかしったのだ、と。
ジブリは、天才の力に依存して
成り立っていた会社だったのだ、と。
でも、たとえ社内で
継承できなかったとしても、
ジブリが社会に残した影響は、
とても大きいと思います。
作品をとおして
届けられた感性や思想は、
多くの人のこころに深く刻まれている。
それはきっと、だれかのなかに生きていて、
別のかたちで受け継がれていると思う。
実際、スタジオジブリに影響を受けて
活躍するクリエイターの名前をあげれば、
その系譜の豊かさに気づかされます。
企業も人も、
永遠に成長し続けることが
前提のように語られる時代にあるけれど、
役目を果たしたら、静かに幕を引く…
そういう選択があってもいいのかも。
記憶に残り、
だれかを動かすものになったら、
それはある意味"永遠"です。
その物語はずっと続いていく。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
そして嵐も、永遠に。