印象なんて、けっこういい加減。 | わくわく海賊団

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「あの人やさしいよね。」

 

 これは、ほめことばです。

 でも、その人がいつもだれにも

 やさしいとはかぎりません。

 

 やさしくされた側が、

「やさしい」と感じただけかもしれない。

 

 ぼくたちは知らないうちに、

 だれかをラベリングしているかもしれない。

 そしてそのラベルが、その人の

「ほんとう」を表しているとはかぎらない。

 

 たとえば兄弟でケンカをすると、

 上の子が下の子のことを、

「ずるい」と思うことはよくあります。

 

 正面から勝てない下の子は、

 ちょっとずる賢い手を使って、

 なんとか対抗しようとするからです。

 

 それを見て「こいつは小狡い」と思う。

 でもそれって、もしかしたら性格じゃなくて

 その立場ゆえの作戦かもしれませんよね。

 

 ちょっとした工夫。

 ちょっとした生きる知恵。

 

 そして、そこに気づかないまま、

「この人はこうだ」と思いこんでしまうのは、

 たぶん、とてもよくあることです。

 

 もしかすると、人の印象って、

 見る側の立場や関係性によって

 変わるものなのかもしれない。

 

 だから、相手を決めつける前に、

 その状況や、じぶんとの関係をちょっと

 振り返ってもいいのかもしれません。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 だれかの性格に見えたものは、

 ただの関係かもしれない。