世の中の多くのことは、
「早くできるほうがいい」とされています。
子どもは「早くしなさい」と言われ、
企業は効率を競い合っています。
でも、ほんとうに大切なのは、
「早さ」より「どんな時間を過ごすか」
時間の中身だと思うんですよね。
たとえば、大人買い。
子どものころには手が届かなかったものを、
一気にそろえられるのは、大人の特権です。
でも、その過程で失われるものもある。
手に入れるまでの、
わくわくする時間です。
じっくり夢見たり、
少しずつ集めたりする時間こそが、
たのしさの本質だったりします。
旅行でいえば、
目的地に着くまでの移動時間も
旅のたのしみのひとつです。
車窓の景色を眺めたり、
道中の名物を味わったり。
会話をたのしんだりする時間には、
特別な思い出がつまっています。
あ、あと、旅行を計画してから、
当日を迎えるまでの時間も好きです。
もし一瞬で目的地にワープできたら、
そうしたたのしみは味わえません。
もちろん、
早く済ませたほうがいいこともある。
でも、趣味や好きなことは、
じっくり味わうほうが、うれしい。
「早いほどいい」ばかりを求めず、
「ゆっくりたのしむ時間」の価値を
もっと大切にしたいなぁ。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
なんでもそうだけど、
ずっと飽きずにやれることって
宝物だと思うんですよね。