スポーツの世界では、
大きな怪我や病気を乗り越えて
復活する選手がいます。
そのすごさは、
実際に経験したことがなければ、
なかなか想像しにくいと思います。
もちろんぼくも、
ほんとうの意味での大変さは、
とても想像できません。
でも、きっと、
「さぞかし大変だろう」と思います。
ちょっとした風邪でも
からだがだるくて辛いし、
突き指や捻挫をすれば痛くて
日常生活にも影響が出ます。
ましてや手術ともなれば、
不安や恐怖を感じるのは当然です。
歯医者ですら怖いと感じる大人は、
たくさんいますからね。
そんなことを考えると、
トップアスリートが大怪我や大病から
復活することのすごさが、
少しだけ想像できます。
彼らにとっての成功とは、たんに、
「ふつうの生活に戻る」ことではなく、
国内の大会で優勝したり、
世界の舞台で再び活躍したりすることです。
まるで超人のように、
もういちど頂点を目指すんです。
これはもう、
とんでもないことだと思います。
しかも、からだの怪我や
病気だけが壁じゃない。
メンタルの不調や、家庭の事情、
職場やチーム内の人間関係の問題など、
目に見えない困難を抱えている選手も
少なくないと思うんですよね。
それでも彼らは、
「不死鳥のように甦る」といわれるような
復活劇を見せてくれます。
ほんとうにすごいことだと思います。
でも最近、もうひとつ
大切なことに気がつきました。
彼らの復活劇には、
多くの人の支えがあるということです。
手術を成功させるための医療関係者、
きびしいリハビリを支えるトレーナー、
体力を戻すための練習を組むコーチ、
栄養管理をする専門家、
精神的サポートする人々。
そして、経済的に支援するスポンサー、
刺激し合うライバル、応援してくれるファン
話し相手になってくれる友だち……。
選手はひとりではなく多くの「チーム」に
支えられて復活しているということです。
選手とは、その「チーム」の
"目に見える"代表なんだと思います。
だからこそ、彼らはあんなに必死になれるし
復活したときには心の底からよろこべる。
感謝がエネルギーになり、
感謝がタフな心をつくるのだと思う。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
じぶんのためだけじゃ、
人はあんなにがんばれない。