スポーツをしていると、
「見てから動くな!先に動き出せ」
と、言われることがあります。
スポーツというのは、
予測なしに成立しません。
じぶんで予測を立てて、
それが見事に正解したときの気持ちよさは、
スポーツの醍醐味のひとつでしょう。
「気がきく」というのは、
つまり予測の話だと思います。
相手がなにを考えていて、
どうしてほしいかを予測する。
「気があう」というのは、
相手が考えていること、
どう行動しようとしているかの予測が
(じぶんに似ているなどの理由で)
容易であることでしょう。
いまは、その瞬間に過去になります。
ということは、認識してから動いても遅い
(ということも)あるでしょう。
自然のなかを歩くときには、
予測の正確性がそのまま生存率に
(命を守ことに)つながります。
予測なしに生き残ることは、むずかしい。
そして、予測の話には、
かならずスピードが関係してきます。
クルマの運転に速度制限があるのも、
予測の側面から考えると理解できます。
スピードを抑えると、
予測の正確性が跳ね上がります。
スピードを出せば出すほど、
先の予測はむずかしくなる。
いっぽうで、
予測できないおもしろさもあります。
脳は意外と刺激が好きだから、
予想外を栄養みたいによころぶ。
予測という本能は、
なんだかいろいろおもしろい。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
運動部が気がきくといわれるのは、
上下関係だけが要因じゃないかもしれない。