効率化の話をするとき
いちばん分かりやすいのが、
「どこでもドア」だと思います。
移動を究極に効率化すると、
「目的地とつながる」になりますが、
そこに「移動のたのしみ」はありません。
もっといえば「どこに行こうか」と、
考えて企画するたのしみも失われます。
ほしいものも同じでしょう。
「それがどうしたら手に入るか」を
考えることこそがたのしい。
ほしいものそのものより、
それを手に入れるまでの過程こそに
価値があるのだと思っています。
「あの子の気持ちが分からない」と
うじうじしている時間があったから、
青春時代の「あの時間」は宝物になる。
釣りをしている人に、
「釣った魚さしあげます」と渡したところで、
迷惑がられてしまうのだって同じで、
釣りをしている人は釣っている時間こそが
たのしみの時間だからですよね。
どうやったら釣れるだろう、
ああでもない、こうでもない、と、
知恵をしぼって技術をみがいて
一喜一憂の時間がたのしい。
趣味の時間(=たのしむ時間)は、
効率化できない。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
たのしんで生きるということは、
結果より、過程(プロセス)。