世界には美しいものがたくさんあります。
世界にある美しい(とされる)ものを、
「ああ、たしかに美しい」と感じられたら、
それはとてもうれしいことでしょう。
すばらしいものも同じように、
「ああ、たしかにすばらしい」と思えたら、
それもとてもうれしいことだと思います。
美しいものに「美しい」と、
すばらしいものに「すばらしい」と、
こころを動かすことができたなら、
たくさんのしあわせを得ていることと
同じなのだと思っています。
大谷翔平選手のことが、
日々ニュースで伝えられています。
いろんな伝え方で「これはすごいことだ」と
毎日ニュースで言っています。
だから、だいたいの人は、
「すごいことだ」と知っています。
しかし、もっと深く
野球に職業的に関わっている人たちは、
もっと「すごいことだ」と
思っているのでしょう。
人によって「すごい」と感じる質量が
ずいぶんちがうのだと思います。
物理学の発見にしたって、
水商売の接客にしたって、
俳優の演技にしたって、
建築のデザインにしたって、
深く追求してきた人と、
それ以外の人とでは、
「美しい」だとか「すばらしい」だとか
「すごい」の感じ方がちがっています。
特に興味も関心もなく、
なにもわからないまま
「すごい」と思えないでいるよりも、
「美しい、すばらしい、すごい」と
思えるようになれたら、きっと、
生きていることがいまよりずっと
豊かになるんじゃないかと思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
学ぶことが人生を豊かにする理由も、
きっとこういうことだと思う。