ここ最近の情報番組をながめていると、
MCやコメンテーターの切り口が内容より
重要になってきているのだと感じます。
視聴者は番組の中身と同じくらい
もしくはそれ以上に、
「だれがどんなコメントをしたか」
注目しているのだと思います。
情報は、情報番組でなくても
スマホで一瞬に知ることができる時代に、
情報の中身より切り口が力を
持ち始めているのでしょう。
これはドラマも同じだと思います。
ドラマの放送直後には、
さまざまな解釈や考察が
タイムラインを賑わせます。
SNSによって瞬時に
感想を共有できるようになったいま、
物語は感想が付随してはじめて
完成するのかもしれません。
作品をたのしむために観ているのか、
他人の感想をたのしむために観ているのか。
テレビが元気だった時代、
みんなが同じテレビ番組を観て翌日学校で
その番組の話題で盛り上がったように、
「感想の輪に入りたい」という欲求は、
だれにでもあるんじゃないかな。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
いまのコンテンツづくりで大切なのは、
「感想を語りたくなる余白」かな。