人間はどういうときに
どういうふうに感じて、
どういうふうに行動するのだろう。
時代がどんなに変わっても、
「人間がうれしいことはなんだろう」と
いつも考えていたいと思っています。
たとえば自動車と馬車が
入れ替わった時代のことを想像します。
いままでだれも見たことがない
自転車というものが登場したとき、
馬車業界の人たちは反発したはずです。
危ない。走る場所がない。
あれがダメこれがダメぜんぶダメ
だから馬車がいいんだ、と。
でも人間は「早く楽に移動すること」を、
うれしいと思うものですよね。
馬車業界にどんな事情があったって、
人間の根本的欲求は便利な乗り物を求めた。
馬車業界の人たちの
「うれしいこと」よりも、
早く楽に移動したい欲求のほうが、
人間の本質の欲求に近かったからこそ
自動車は普及したのだと思います。
未来はだれにも分からないけれど、
いろんなことが激しく変わる時代に
人間が変わらず思う「うれしいこと」は
これからも残っていくもののことを
教えてくれていると思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
いまある常識だって、
人間が本質に思う「うれしいこと」から
かけ離れているなら消える可能性は
じゅうぶんあると思います。