アニメーションには、
意図しかものだけしか描かれていません。
雲のかたちも、風も、光も、
登場人物の細かい表情も、道に転がる石さえ
偶然そこにあるものはひとつもありません。
偶然が存在しない世界が、
アニメーションなんだと思います。
いっぽう実写映画には、
偶然そこにあるものがたくさん映っています。
背景に歩く歩行者は、
演出として意図したものだろうけれど、
その日の雲のかたちは偶然です。
すべてがコントロールされた世界と
偶然の入り込む余地のある世界。
どちらもそれぞれおもしろいですね。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
背景の描写ひとつひとつに
製作者の意図が必ずあるのが
アニメーションなんですね。