「あいつは肉食か?」
「いえ、あれは草食系です」
「そうか、なら安心だ」
ん、ほんとうに草食は安全なのだろうか。
たとえばゾウは草食動物です。
世界では年間約500人以上のひとが
象によって命を落としています。
キリンだって怒るとこわいです。
サイに追いかけられたりなんかしたら、
(時速50km)逃げきれないですよ。
イノシシだって、草食です。
人間はエサではないけれど、
彼らにとって危険な存在であることは
間違いないと思いますから、
あっちだってなにかのきっかけで
過剰防衛になるかもしれない。
馬に蹴られたら?
河馬に体当たりされたら?
牛に突進されたら?
草食と肉食の区別では、
こわさ強さはわからないと思います。
草食というのはあくまで食性で、
それがゆえに安心する理由にはならない。
これは人間でも同じだと思います。
「彼は草食系だから無害で安心」
そんなことはないと思うなぁ。
肉食系ではないという理由だけで、
ほんとうにこころを許していいのだろうか。
もしかしたら、
毒を持っているかもしれないし、
隠れるのがうまかったり、
逃げ足がはやいかも。
そういう能力を総合的に兼ね備えた者が、
自然界では実力者といわれています。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
草食系だからと相手が油断するのも、
ある意味で草食系の実力なんだろうな。