不思議なことに、
ひとは不機嫌なひとがいたとき、
そのひとが不機嫌な理由と関係なくても
反射的に機嫌をとる傾向があります。
そして、これも不思議で、
そのひとの機嫌が良くなると
充足感と達成感を味わうんだとか。
それゆえに、感情を
あらわにするひとに遭遇すると、
無意識に支配される傾向があって、
"すぐ怒るひと"っていうのは、
「怒って言うことを聞かせた」という
成功体験が蓄積されているから
すぐ怒るのだと思います。
それなら、すぐ怒ったり
感情をあらわにしたほうがいいのかといえば
それはそうとも限らないと思っています。
「怒って言うことを聞かせた」というのは、
ほんとうは成功体験でもなんでもなく
借金のようなものだと思います。
その場での主張はとおっても、
まわりは"譲った"と思っているはずで、
それはまるで借金のように蓄積されていき
じぶんのブランドを傷つけていくと思う。
そして、本人は癖になってしまい、
かんたんに"怒って言うことを聞かせる"から
抜け出すことができなくなってしまう。
"怒る"という手法を使って
まわりをコントロールするやり方は、
多用しないほうがよさそうです。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
泣くというのも、
怒ると似ているところがあるけれど、
"甘える"というのは少しだけ
特別な感じがしますね。