ひとはみんな、
伏線回収が大好きなんだと思います。
「あ、これだったんだ!」と思う瞬間に、
特有の高揚感を感じる生き物なんだろうな。
もっといってしまえば、
その高揚感を感じる瞬間に
じぶんの"生きる意味"なんかを
見い出しがちな気がする。
ですから、たとえば、
なにかを教わるときに、
「ここはこうなんだよ」と
その都度その都度で教えられても
なかなか身につかないのかもしれない。
じぶん自身で、
点と点がつながる瞬間を体感して、
伏線が回収されるときの
あの特有の高揚感を感じながら、
「あ、これだったんだ!」と
学んでいかないと身につかない
生き物なのかもしれません。
この人間の習性を
上手に利用していると思うのが、
剣道や茶道によくある「〜道」で、
日本人の叡智がつまった"型"というのは、
学んだ人間がそれを必要とするタイミングを
あらかじめ予見して伏線回収させるのと
同じように最適化させてある気がします。
このときの姿勢はこうです。
ここではこう手を動かします。
足の運びはこうしてください。
最初はなぜそのようにするのか、
無駄な動きのように思えてしまって
意味がまったくわからなくても、
それが伏線なんじゃないかな。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
すぐに役に立たなくても、
"ただ知っておく"ということが
重要なこともあるんだろうな。