みんなでつくるけど、みんなの意見は聞きすぎない。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 大勢を巻き込みながら

 なにかをつくろうとするとき、

 どの程度意見を取り入れるかというのが

 非常にむずかしい点だと思います。

 

 みんなの意見を取り入れようとすると、

 最大公約数的なおもしろみのないものに

 なってしまうことが多いんですよね。

 

 だからといって、

 はじめから既定路線でつくると、

 参加者のモチベーションが下がります。

 

 人が集まったとき、

 意見を"拡散"させていくことは

 かんたんで、たのしいです。

 

 あれもいいよね、これもいいよね、と、

 あちこちに話を広げ発展させていくことで

 わくわくする時間をつくれます。

 

 しかし、そこから

 実現に向けて"収束"させるためには、

 プロの知見が必要だと思います。

 

 たとえば、政治においても、

 完全に直接民主主義だけで進めることは

 不可能なんじゃないかと思うんです。

 

 政治に精通したプロである政治家が、

 最後に舵取りをする必要はあると思います。

 

 ただし、その過程で、

 決定のプロセスを可能なかぎり

 見えるようにしておくことが

 大事なんじゃないかな。

 

 ものづくりの過程も同じで、

 決定のプロセスを見える化して、

 フィードバックによって"ものづくり"が

 進んでいる様子を見てもらうことが

 大事になってくると思います。

 

 今日も、「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 集合知で、ものはつくれない。