売れるは正義だけれど…。 | わくわく海賊団

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 売れること。

 

 これは仕事を進めていくうえで、

 かなり強力な正義になると思います。

 

 たとえば、なんかインチキくさい

 仕事ばかりやっているように思える人が、

「わたしの書いた本はベストセラーです」

「求められる仕事をしています」と言われると

 なにも言えなくなってしまいます。

 

 売れること。儲かること。

 

 これはひとつの正義になっています。

 

 つまり、なにかをやろうと思うとき、

 ぼくらはこの"売れること"にかなりの面で

 縛られるという言い方もできそうです。

 

 もし、売れることを考えなくていいのなら、

 かなり自由になれるのかもしれません。

 

 こんな話をすると、

「わたしは儲けなんて考えていません」

「社会を前進させるために仕事をしています」

 そう胸を張る人が必ずあらわれます。

 

 そういう人に話を訊くと、

 たいへん失礼な言い方かもしれないけれど、

 いいことだけどおもしろくないことが

 非常に多いような気がしています。

 

 みんなが善というものは、

 得てしておもしろくなりにくい。

 

 でも、思います。

 

 儲からない。

 なんの役にも立たない。

 だれからもほめられない。

 

 そんな"くだらない"と言われるものに、

 ほんとうにおもしろいことの可能性が

 隠されているんじゃないだろうかと。

 

 ものすごく本気で

 いっさい手を抜くことなく

 "くだらないこと"をやる。

 

 きっとその"くだらない"に、

 豊かな社会の本質がある気がする。

 

 今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 お金や拍手を求めすぎる仕事は、

 正しくても豊かにはなりえないのかも。