時に専門知識より重要な話しやすさ。 | わくわく海賊団

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 お医者さんが

 忙しそうにしているというのは、

 よくないんだと思います。

 

 友人のお医者さんと

 話していてあらためて

 そう思わされました。

 

 基本的に多くの患者さんは、

 じぶんのことを話さないそうです。

 

 そのために、

 より治療がむずかしくなる。

 

 どこが悪いとか痛いとか

 気軽に言ってもらったほうが

 治療はしやすくなるのだけれど、

 どれだけ気軽に言ってと伝えても

「忙しいのにご迷惑になるから…」と

 どうしても遠慮されてしまうそう。

 

 そういう意味では、

 近所のかかりつけのお医者さんって

 重要な存在なんでしょうね。

 

 近所のかかりつけのお医者さんは、

 病気を治してくれる人というよりも

 不安を打ち明けて"的確な場所"に

 案内してくれる案内人という役割が

 ひとつの重要な役割だと思います。

 

 ということは、

 近所のかかりつけのお医者さんに

 求められる能力は専門知識以上に

「この人に話したい」と思わせる

 好意と信頼感かもしれません。

 

 家族の愚痴だとか、

 庭の植木がどうだとか、

 医者の仕事とは直接関係ない

 とりとめのない雑談にこそ

 本質的な悩みが隠されていて、

 それを引き出す"聞く力"こそ

 必要な能力なんだろうな。

 

 今日も、「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 話しやすいというのは、

 思っている以上に重要な能力で、

「まずあの人に話してみよう」

 と思ってもらえることは、

 時に専門性があることより

 重要なことかもしれない。