・医者に行くことの理由のひとつに
『病名をつけられることの安心感』が
あるんじゃないかと思っています。
結果さえ分かってしまえば、
そういうものと受け止められる。
いちばん不安なのは、
『なんなのか分からない状態』です。
そして、それは、
病気にかぎった話ではなく、
じぶんの能力や置かれた環境も
同じなんじゃないのかなと。
たぶん、人には、
じぶんの行動だったり
置かれた場所について説明できると
安心する性質があると思います。
だから、きっと、
「あなたはこうなんだよ」と
説明してくれるものに惹かれる。
占いや、血液型、○○診断の類も、
ぼくたちに"今"を受容するための
ことばをあたえてくれています。
"じぶんを正確に知る"ことは、
無駄な苦悩を生まないという意味で
とても大切なことだと思うんです。
・すべてが努力で解決しません。
油断すると、
ぼくたちは努力ですべて
解決できると思ってしまう。
できなかったことを、
「努力すればできたこと」と思い、
「できるまで努力しなかった」と
じぶんを責めてしまいます。
ここ最近遺伝子検査が
流行っているらしいけれど、
「なんでじぶんはこうなんだ」を
「体質としてこうなんです」と
はっきり診断してもらえることで
救われる気持ちも分かります。
遺伝子情報は、
知る内容によっては
人生に多大な影響を及ぼすので
なんでも調べればいいとは
もちろん思わないけれど、
じぶんの正確な情報を知れれば
いい意味であきらめる勇気を
もらえる場合もあるのかな。
今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
漫画ワンピースで、
悪魔の実を食べたルフィが
一所懸命泳ぐ練習をしたとしても
決して海賊王になれないように。