ふたつの破壊者 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 だれも見たことがないような

 画期的なアイデアを考えようと

 意見を出しあっているときは、

 奇妙で、珍妙で、革命的"風"な

 アイデアがどんどん出てきます。

 

 でも注意深く観察していると、

 これまでにすでにあるものの

 合成(キメラ)であることが多い。

 

 それだけ新しいものを

 生み出すのはむずかしい。

 

 さらに注意深く観察していると、

 そこで出てくるアイデアの多くは、

 いまの"あたりまえ"や仕組みを

 あえて壊そうとするものが多い。

 

 みんな破壊者になろうとします。

 

 さらにさらに注意深く観察すると、

 壊したあとの新しい枠組みをすでに

 じぶんのなかで持っている場合と、

 ほんとうはそんなものないのに

 なにかありそうに見せるために

 意図的に型破りなふりをする場合と

 だいたいその2つに分かれます。

 

 意図的に

 型破りなふりをしている人は、

 既存の枠組みの外にいるようで

 しっかり従来の枠組みの内側にいて

 いざというときに安全な場所から

 出てこなかったりするんですね。

 

 いっぽうで、

 新しい枠組みを求めている人は、

 本人は意外と破壊的と思っておらず

 保守のいいところも理解している。

 

 ただ壊れているものをつくるのと

 きちんと壊れているものをつくるの

 似て非なるものだと思っています。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 なんとなくですが、

 重いことばをつかって

 壊すことを説く人は

 型破りなふりなことが

 多いような気がする。