いま、共感する意見の共通点って。 | わくわく海賊団

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Compass of Your WakuWaku

 

 ある程度生きていると、

 どんなに誠意を尽くして話しても

 おたがいが「そのとおり!」と

 思うような結論に必ずしも

 たどりつけるわけではないと

 気がつくようになります。

 

「話せばわかる」と言うけれど、

 肉を食べてはいけない人に対して

 肉好きの人がその魅力について

 いくら熱く語ったところで

 分かり合えることはない。

 

 人数が多くなれば

 "みんなの意見"が一致することは、

 さらにむずかしくなります。

 

 結論を出す必要がないのなら、

「そういう意見もあるんだね」で

 いいんだと思いますけれど、

 結論が必要な場合もありますね。

 

 たとえば、

 学校の文化祭でなにをやるか

 クラスで話し合う場合には、

 結論が必要になります。

 

 そうなると、

 学級委員長あたりが、

「こうしたらどうですか?」と

 クラスに提案するんですね。

 

 すると、

「それはアイツに有利だ!」

「じぶんは損しちゃうじゃんか!」

「あなたがいちばん得してる!」

 

 と、ま、だいたい、

 こんなふうになりますね。

 

 このとき、

 クラスのみんな(提案される側)が

 学級委員長を経験したことがあると

 様子は少し変わってくるのかも。

 

 つまり、話し合ったところで、

 全員が「そのとおり!」と思う

 結論には必ずしもたどりつけないと

 クラスのみんなが理解していれば、

「少しゆずりあってみよう」とか、

「別の選択肢を探してみよう」とか、

 少なからず前進できる気がする。

 

 いま、それぞれの立場で、

 多くの人が意見を言っているけれど

 全員が「そのとおり!」と思える

 "魔法の一手"なんてないのだから

 リーダーはたいへんだな、と。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。 

 

 日本のリーダー(内閣総理大臣)を

 学級委員長になぞらえるのも

 いろいろちがうと思いますけれど、

 さまざまな意見が入り混じるなかで

 "決める側"をやったことのある人の

 提案や意見には、なぜだろう、

 共感することが多い気する。