地元のごはんがいちばんおいしい。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 出張で地方に行ったとき、

 仲良くなった友人のひとりが

「東京は食べ物が合わないんだ」と

 言っていてびっくりしたんです。

 

 個人的には東京って

 おいしいものがなんでもあると

 思っていましたからね、

 カルチャーショックでしたね。

 

 その土地で食べた郷土料理より

 ずっとずっとおいしいでしょうと

 個人的には思っていましたし…。

 

 でも、冷静に考えてみれば、

 醤油も、味噌も、ぜんぶじぶんが

 "慣れた味"とはちがうわけです。

 

 地元のごはんが

 いちばんおいしい。

 

 これはきっと、

 質や味覚の問題ではなくて、

 "慣れているものを好きになる"

 意外とシンプルな構造です。

 

 地元のごはんが

 いちばんおいしいと思うのは、

 その土地に育って慣れているからで

 一定レベルを過ぎたら優越ではなく

 好みの問題になるんだと思います。

 

 地元のごはんが

 いちばんおいしいと思う話は、

 人の好みがどのようにして

 形成されるかについて

 気づかせてくれます。

 

 人はきっと、

 じぶんが触れてきた

 時間の長いものに

 好意を持つんだ。

 

 それは味覚に限らず、

 ファッション・音楽・映画

 好きな人や生き方などでさえも

 "慣れ親しんだもの"の要素が

 多分に影響しているはずで。

 

 これから好きになるものも、

 "じぶんの慣れ親しんだもの"と

 決して無関係ではないはず。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 これ逆説的にいえば、

 嫌悪感や拒否反応というのは、

 意外とシンプルに"よく知らない"

 だけなのかもしれませんね。