目先の利益の誘惑。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

・日本むかし話で、

 毎朝ひとつだけ産まれる

 鶏の卵を味噌汁に入れて食べる

 お爺さんの話がありました。

 

 あるときお爺さんは、

 卵だけでは物足りなくなって

 鶏を食べてしまいました。

 

 鶏はとてもおいしかった。

 

 しかし、翌朝から、

 お爺さんの毎日のたのしみだった

 卵はなくなってしまいました。

 

 たしかそんなお話でした。

 

・目先の利益を考える場合と、

 長い目で考える場合があります。

 

 目先の利益を考えることが

 まちがいだとは思わないけれど、

「ここは我慢するところだな」と

 しっかり理解しているはずなのに

 短期的な利益に引っ張られることが

 人は、ほんとうによくありますね。

 

 なぜだろうと考えてみたら、

 人は先の話になればなるほど

 じぶんの意思決定に自信がもてず

「ほんとうにこれでいいのか」と

 迷ってしまうんだと思います。

 

 毎朝ひとつの卵を産んでもらって

 有り難くいただこうという戦略も、

 だれかがおいしそうに鳥料理を

 食べているとろこを見たりすると、

「みんなと同じほうがいいかな」とか

「あっちのほうが正解だったかも」と

 不安が押し寄せてくるんです。

 

 短期で結果がでる

 わかりやすい施策への誘惑を

 断ち切るには相当な覚悟が

 必要なんでしょうね。

 

 嫌がらせのように

 誤クリックを誘導するバナーに、

 そんな方法でクリック数を稼いでも

 長期的な視点でちょっと考えれば

 ブランドイメージ(信頼)を壊すこと

 容易に想像できるだろうけれど、

 すぐにでる結果の誘惑は、

 それほど強いんだな。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 じぶんが描いた未来に

 誘惑に負けないで確信を持つには、

 じぶんが描いた未来にどれだけ

 "わくわく"しているかどうかだって

 きっと、とってもたいせつだ。