ロボットに仕事を"とられる"ではなく…。 | わくわく海賊団

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・ロボットに仕事を"とられる"未来。

 

 将来、いまある仕事の多くが

 ロボットに代用されてしまうので、

 人間の仕事が"とられて"しまう。

 

 この"とられる"という懸念には、

 仕事がないと生きていけないという

 大前提があるんだと思うんです。

 

 この大前提を、

 いったん横に置いて考えると

 懸念が希望に変わります。

 

 人間がやらなければいけないことを

 ロボットが代わりにやってくれる。

 

・星新一さんの作品に、

 こんなお話があります。

 

 "ずっとずっと先の未来。

 人類はいっさい働かなくても

 生きていけるようになる。

 

 そうすると、

 これまで働いていた時間は

 創作活動にあてられるようになり

 あちらこちらで個展や発表会が

 開催されるようになる。

 

 みんながあちらこちらで

 個展や発表会を開催するので、

 1日に何件もまわることになり

 主人公がこうつぶやきます。

 

「これじゃあ働いていたときと

 なにも変わらないじゃないか…」"

 

・星新一さんが描いた未来は、

 ベーシックインカムという仕組みで

 どうやら実現されそうです。

 

 食べることに

 精一杯だった時代の人類に

 "歌手"はいませんでした。

 

 生産性があがり、

 余裕ができたからこそ

 歌で生きる人たちが

 誕生したわけです。

 

 ロボットに仕事を"とられる"と

 考える思考は現代の価値基準であり

 未来は別の価値基準で動きます。

 

 未来の教科書には、

「この時代まで、"働く"という概念が

 存在したといわれています」なんて

 書かれているのかもしれません。

 

・歴史学者の磯田道史さんは、

 多くの"完結した人生"をみてきて

 いちばんしあわせそうにみえたのは

 たくさんお金を稼いだ人でもなく

 名声を手に入れた人でもなくて、

 "感謝された人"だったそうです。

 

 他人に感謝された人たちが、

 いちばんしあわせそうに人生を

 終えているようにみえたそう。

 

 働くという手法は変わっても、

 その本質は変わらない気がします。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 いくら稼いだかではなく、

 なにを創ったかで評価される、

 そんな未来がくるのかな。