主語を区切って語る副作用 | わくわく海賊団

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 世代や性別や出身地で

 主語を区切ってなにかを語るのは、

 大きな傾向をみるうえで便利なので

 仕事の場面ではよく使われます。

 

 "女性"は、◯◯です。

 "若者"は、◯◯だからね。

 "日本人"は、◯◯だもんね。

 "独身"なら、◯◯でしょう。

 "母親"とは、◯◯ですもの。

 

 でも、厳密には、

 女性も若者も日本人も

 独身も母親も十人十色ですから

 ひとくくりで語ることなんて

 ほんとうはできないはず。

 

 あまりに便利だからと

 主語を区切って語り過ぎると、

 ひとりひとりがちがうことを忘れて

 やがて本質を見失ってしまうかも。

 

 じぶんを"若者"としてなど、

 区切った主語を代表して語るのも

 あまりそればかりに頼っていると

 ともすれば、ことばが腐りそう。

 

「女のクセに」とか、

「◯◯のクセに」というのは、

 主語を区切って語りすぎた人の

 副作用のようにも思えます。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 中庸というのかな、

 なにごとも"いい加減"が

 ちょうどいいなぁ。