・便利は、不可逆です。
体験した便利を
捨てる(忘れる)ことは
できないんですよね。
手紙からメールへ、
そしてLINEが普及して
「LINEをやめよう!」というのは
個人や部分的にはできたとしても
全体の流れとしては無理です。
だから、たとえば、
「手紙だって素敵だよね?」は
議論として成立するけれど、
「すべての人が手紙を使うべき!」は
おかしいことになりますよね。
「LINEなんて禁止にしろ!」とか
「手紙しか使えないようにしろ!」も
やっぱり無理があると思います。
ですから、きっと、
インターネット・A.I.(人工知能)
自動運転車・仮想通貨…
こういう新しい技術なんかも
不可逆を前提にした議論が
建設的なんでしょうね。
・大学で法律を学んだとき、
社会は「さまざまな意見」が
"存在"しているのではなくて、
「真逆の意見」が"共存"していて、
バランスをとっているんだ
ということを知りました。
株の売買なんかは、
同じもの(銘柄)を見て、
「売ったほうが儲かる」と思う人と
「買ったほうが儲かる」と思う人が
組み合わさって成立しています。
雨をかなしむ人がいれば、
雨で救われる人もいる。
晴れをよころぶ人がいれば、
晴れでくるしむ人もいる。
正しい意見なんてない。
ということで、もちろん、
この意見も正しいなんてことはなく
あやしさ脆さを含んでおります。
今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
胸を張って「正しい」と
言わないようにしている自覚が、
「真逆の意見」をいただいたときに
わくわくするコツかもしれない。