高級ブランドの服ってのは、
長く大事に着るもんじゃない。
アパレル会社の社長さんが
酔っ払いながら話していました。
「高級ブランドの服ってのは
数回着たら次の服を買う人を
想定してつくられているんだ!
テレビでセレブのお宅訪問とか
よくやっているけれど、ほら、
"一回着たらもう着ないのよ"と
衣装部屋いっぱいほぼ新品の服を
指差しながら言っているだろう?
あれこそが高級ブランドを着る人の
本来の姿だとオレは思っている。
だからこそ、
特殊な素材を使えるし、
繊細なデザインが実現できる。
何度もクリーニングに出して
着るようにつくられていないんだ!
ハイヒールもそうだよ。
あれは舞踏会のときに履くことを
想定してつくられている靴だ。
だから、通勤で履く靴じゃない!
(働かない)貴族のための靴だから
労働者が履いたら怪我するよ」
これ、そのままの意味で
解釈してしまったら、きっと、
大炎上してしまいそうだけど、
なんだろう、ぼくはこの話を聞いて
じぶんなりの「できること」を
一所懸命しようと思いました。
じぶんひとりで
あれもこれもはできません。
得意なこと、苦手なこと、
人にはそれぞれ役割があって
ぜんぶじぶんでやろうとすると
どこかで無理がきてしまう。
ハイヒールを脱いで
スニーカーに履き替えたら、
余裕も生まれるかもしれない。
無理をしていない自然な姿は、
ハイヒールに劣らぬ魅力かな。
みんなで力をあわせるって、
みんなで同じことをするよりも
じぶんの「できること」を
探すってことなのかもしれない。
今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
「分をわきまえる」っていうのは、
そんなにネガティブな意味だけじゃ
ないような気がするんですよねぇ。