動物園や水族館に行くと
いつもおもしろいと思うのが、
「これが正解」がたくさんあること。
いろんな生物が
あんな方法やこんな方法で
種(しゅ)が生き残る方法を
模索してきたことがわかります。
動き続けるものもいれば
極端に代謝を落とすことで
環境に適応するものもいる。
たくさん卵を産むものもあれば
人間みたいに数人しか生まないもの
大きい、小さい、速い、遅い、
カチンコチン、ふにゃふにゃ、
いろんな「正解」があるんですね。
10年生き延びたけれども
子孫を1匹だけしか残せないものと
1年しか生き残れなかったけれど
10匹の子孫を残したものだったら
種(しゅ)が生き残るのはどちらか?
環境によって答えはちがえど、
その都度いろんな戦略をもって
生物は生き残ってきたんでしょう。
(生き残る=子孫を残してきた)
人間の戦略は「社会性」です。
ジャングルでひとりでは
生きていけない人間も、集団、
そして社会をつくることで
生き残ってきたんでしょうね。
いまの社会で弱者といわれる
様々な人たちをいかす仕組みは
種(この場合は人類)が生き残る
可能性を押し上げている、と。
で、結局、なにが
言いたかったのかというと、
風邪をひいたり病気になったり、
他人と見た目がちがったり、
他人にあるものがなかったり、
ま、いろいろあるけれど、
じぶんたちの考えるよりずっと
生きもののからだは生きるように
生きるようにできているんだと、
水族館で思ったという話です。
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
いま優秀な遺伝子が、
つぎの環境で優秀かどうかなんて
ほんとうはだれにもわからない。