どぜう、とは? | わくわく海賊団

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 どぜう、とは?
 
「あら、どぜう、ね。」
「うむ、どぜう、だな。」
「まあ、どぜう、よ。」
 
 日本語っておもしろいですね。
 
 彼がとか、彼女がとか
 男性女性を区別することばがなくても
 男性女性を〈ことば遣い〉だけで
 見分けることができてしまいます。
 
 で、どぜう、です。
 
 これは、ドジョウですね。
 淡水魚のドジョウのことです。
 なぜ、ドジョウのことを
「どぜう」と書くのだろうか…。
 
 すぐにググれば(調べれば)
 答えはわかるんですけれども、
 なんでもかんでもすぐググっていると
 好きな子の気持ちまですぐにググって
 調べたくなりそうなのでね。
 
 じぶんが好意を持っている相手に
 なかなか告白しないでヤキモキしつつ
「あの子はどう思っているんだろう」と
 ぐだぐだ考えて過ごす思春期の頃の
 宝物のような時間のポイントは、
 ぐだぐだ考えている時間でしょう。
 
 ですから、大人になってからも
 たまには「ぐだぐだ考える時間」を
 つくってみるのもいいのかな、と。
 
 で、どぜう、です。
 
・駒形の、ドジョウ。
・駒形の、どぜう。
 
 江戸時代から200年以上続く
 老舗の雰囲気が醸し出されているのは
「駒形の、どぜう」のほうかな…。
 
 最近だと、ドジョウとしてしまうと
 土壌(汚染)が連想されてしまいそう。
 まあ、それはここ最近の話で、
 江戸時代にそんなこと考えては
 もちろん、いないでしょうけれども。
 
「鰻(うなぎ)1匹泥鰌(どじょう)1匹」
 鰻に負けないくらい栄養があることも
「どぜう」のほうが伝わりそうです。
 
 崎陽軒のシウマイもそうですよね。
 焼売(シュウマイ)ではなく
「シうまい(シウマイ)」だからこそ
 おいしそうに思えるのかな、と。 
 
 で、どぜう、です。
(=答えです。)
 
 江戸時代の本来の書き方は、
「どじゃう」なんだそうですね。
 でも、4文字じゃ縁起が悪いと
 3文字の「どぜう」にしたそうです。
 
 今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
 
 答えなんていうのは、
 たいてい、あっけないんだ。
 答え(ゴール)がいちばん
 輝いて見える場所って、たぶん
 道程なんじゃないかな、と。