世の中のいろんなことが、
権利だ義務だ、約束だ、公平だ、
平等だ、で語られているから、
なんでもかんでもそういうものだと
思ってしまいそうですが、
むしろそうでないことのほうが
たぶんたくさんあるんでしょうね。
ビルゲイツさんは、
「人生は公平じゃない」と
いっているけれども、
いや、たとえビルゲイツさんが
そんなふうにいわなくても、
ぼくらはどこかで
「人生は公平じゃない」を
ちゃんとわかっている気もします。
たとえば、人を好きになることは、
不公平、不平等の代表でしょうね。
どんなに努力しても
じぶんを好きになってくれるとは
限らないわけですし、
「ずっと一緒」の約束も
理不尽や不公平の影響を多分に
受けるでしょう。
「他のひとを好きになった…」
というどうしようもない事実を
不平等だとは責められません。
こんなこといったら
絶対怒られるんだろうけれど、
ひとがひとである限り、
たとえ約束していたとしても
どうしようもないことっていうのは
なくならないと思います。
「ちょいと一杯のつもりで飲んで
いつの間にやらハシゴ酒
気がつきゃホームのベンチでごろ寝
これじゃ身体にいいわきゃないよ
わかっちゃいるけどやめられねぇ」
(スーダラ節)と、おんなじで
親鸞さんのいう〈人間の真理〉、
そこにもあるような気がします。
不平等とは責められないけれど、
無責任だとは、たぶん責められます。
「この無責任おとこぉぉー!!」と。
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
お〜れ〜はこの世でいちばん
無責任といわれた男〜♪♪
(作詞:青島幸男)