とっても前向きな、妥協。 | わくわく海賊団

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 積み木やブロックで遊んでいて、

「よし、お城をつくってみよう。」

 と思い立ってつくりはじめます。

 

 積み木であっても

 お城をつくるのは簡単ではないので

 苦労しながら組み立てていきます。

 

 横からイタズラっ子がやってきて

 お城を蹴っ飛ばしていきます。

「そんなのお城じゃないぜぇ。

 お城はもっとカッコイイんだぞ。」

 

 ひとつの考えがあって、

 それに批判を加えることは、

 ひとつの考えを生み出すことよりも

 ずっとたやすいことでしょう。

 

 積み木のお城を

 ドンガラガッシャーンは、

 気持ち良かったりもします。

 

 じぶんが一所懸命つくった

 積み木のお城を壊されてしまうことは

 精神的にも相当負担ですから、

 なるべく避けたいと思うかも。

 

 壊されないための

 いちばん良い方法は、たぶん、

 みんなと一緒につくることかな。

 そうすれば、壊される確率は、

 ひとりでつくっている時よりも

 ずっと減りそうです。

 

 でも、みんなと

 つくりたいものがちがう時には

 困ったことになりそう。

 

 みんながいつも

 同じものを良いと思うことなんて

 ありえないでしょう。

 

「話せば分かる」というけれど、

 どんなに誠意をつくして話しあっても

 お互いが「そのとおり」と思うような

 結論にたどり着けないことも

 少なからずあるんだと、

 大人になると感づきます。

 

 肉を食べてはいけない人と、

 肉が大好物な人がいくら話し合ったて

 解決策があるとは思えません。

 

 だからといって、

「肉を食うヤツはいなくなれぇぇ!!」

 と凶行に出たとしても、

 肉を食うヤツがいなくなることは

 決してないし、その逆も然りで。

 

 今、アルバイトさんに、

「髪の色は常識の範囲内です」

 なんていう指導をしても

 まったく理解されません。

 

 いろんな考えが生まれているし、

 みんなが同じでない状況は

 もっともっと増えてくる。

 

 妥協といえば聞こえは悪いけど、

 それこそが大事なキーワードに

 なってくるんじゃないかな。

 別の表現を探せば、

〈ちがう〉を受け入れる、とか。

 

 今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 多数派が間違っていて、

 少数派こそが正しい。

 というわけでもないと思います。

 そもそも〈みんなの正しい〉が

 あると思うこと自体が

 正しくないんじゃないかな、と。

 もちろん、この考えだって

 正しくないかもしれないですし。

 

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