じぶんの子供に「坂本龍馬みたいになれ」といわない親 | わくわく海賊団

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 ともだちと
 坂本龍馬の話になりましてね。

龍馬は日本人のヒーローだろう。
 龍馬にあこがれた今はおじさんが
 日本にはたくさんいるだろう。
 それなのに、じぶんの子供に
『龍馬みたいに生きろ』という親は
 あんまりいないんじゃないか。


 そんな話になりまして、
 ちょっといろいろ考えてみました。

 じぶんの子供に、
「いい子だねぇ」というときに、
 その「いい子」は、
 親に「都合のいい」
 という意味になると思います。
 もう少し丁寧に説明すると、
「親の価値観と同じ行動をした」
 ということだと思うんです。

 学校でほめられる
「いい子」だって同じでしょう。
 授業中に騒いだり、
 テストを白紙で出してみたり、
 ヤンチャがほめられないのは、
 先生(学校)の考える価値観と
 ちがうことをしたからでしょう。
 つまり、「都合のいい」生徒が
 ほめられるわけですよね。

 そういう意味では、きっと、
 坂本龍馬は「いい子」では
 ありませんからね。
 じぶん(親)はあこがれたけれど、
 子供にはなってほしくないという
 矛盾が生じるんだと思うんです。

 そういえば、赤ちゃん。
 赤ちゃんにとって、
 親の存在は絶大です。
 親に嫌われたら命が危険です。
 ということは、必死に「いい子」に
 なる必要があると思うんですが、
 あれ買って、これ買って、
 おやつ欲しい、眠いと騒ぐ、
「いい子」になろうとする気配は
 まーったくありません。

 赤ちゃんが親の「都合のいい」に
 左右されない理由は、
 赤ちゃんが「かわいい」という
 武器をもっているからでしょう。

 これはね、いろいろヒントになると
 思うんですよね。

 親、先生(学校)、上司(会社)。
 だれかの「都合のいい」に
 左右されない方法は
(いい子になる以外の方法は)
 他にもいろいろありそうです。

 今日も、「わくわく海賊団」にきてくだってありがとうございます。

 とんでもなく「いい子」になっても、
 すごい「弟子」が最高ですからね。
 その先に行くためには、
「いい子」以外の方法じゃないと
 たどり着けないと思っています。