
小学校で走るのが学校一番に速かった子も、
中学になると一番でなくなることがよくあります。
中学は小学校に比べて、より多くの地域から
生徒が集まっているからです。(公立学校の場合)
高校になれば、さらにライバルは増え
大学では全国から(時に海外からも)学生が集まります。
たとえば、東京都港区立青南小学校に通う児童は、
青南小学校の中でだけ競っていればよかったのですが、
中学に進学すると、港区の生徒すべてがライバルになります。
そして、高校大学と進学するたびに、
ライバルは関東、全国と広がっていきます。
小学校のときは、渋谷区に自分よりも
もっと足の速い子がいても競わなくてよかったゆえに
一番でいられたのに、中学になると競わなくてはならなくなる。
九州にチーターのように速い子がいても、
中学までなら知りもしないでいられたわけです。
つまり、グローバル化っていうのは
こういうことですよね。
農民は農業を、商人は商売を、
武士は武道に専念していた江戸時代には、
たとえ商才があっても
農家に生まれれば農業しかできなかったわけです。
それが崩れれば下克上。
武士が農民に、商人に、喧嘩で負けることだって起こり得るわけです。
今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。
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小さ~な世界。