
遊園地などアミューズメント施設の待ち時間表示って、
結構アバウトだと感じたことがありませんか?
実際、アバウトに表示している所がほとんどだと思います。
「待ち列のどのあたりまで並んでいたら何分待ちなのか」などの
目安はマニュアルとしてあると思いますが、正確性はあてになりません。
表示している運営側も重要なのは
「表示時間より長くならないように」することであって、
「表示時間が正確であること」は大して問題にしていないように感じます。
そういう施設で重要なのは「時間を忘れて楽しむこと」だからね。
確かにそうかもしれません。
でも、だからこそ、時間に正確であることが大事だと
ぼくは思っています。
どんな施設を利用するときでも、
お客様には、お客様が描くストーリーがあります。
「まずあれに乗って、そのあとショーを観てからご飯を食べて」
しかし、そのストーリー(計画)が正確な時間で体験できなかった場合、
満足度が損なわれることはもちろんですが、
お客様が描くストーリーにロスタイムが組み込まれます。
すると「次のイベントには間に合わないかもしれないから帰ろう」と
なってしまうかもしれません。
最近の遊園地(テーマパーク)は、
並ばなくても乗れる仕組みが出来たことで
お客様は今まで以上に時間を意識しています。
「時間の経過を忘れるから時計はないほうがいい」と言いますが、
時計があるかないかは重要ではないような気がします。
それよりも「お客様が描いたストーリー(計画)が実現すること」のほうが
ずっとずっと大切だと思うんです。
今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。
時間通りにオープンする遊園地って実はなかなか無いんですよ。
ショーやパレードが時間通りに始まることも本当に少ない。
それを「あたりまえ」と思わせているのが「夢の国」の凄いところです。