作業と仕事の違い/これからの仕事論 | わくわく海賊団

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 たとえば、おにぎりをにぎることは
 機械でもできます。
 
 形の正確性をいえば、
 手でにぎるよりも機械のほうが
 形の整ったものができるんだと思います。
 味付けも正確で、一度にたくさんのおにぎりを
 つくることもできます。

 機械なら、形の整った、味付けの正確なおにぎりが
 一度にたくさんつくれるわけです。

 それならば「もう手作りは用無しかぁ」
 とは、ならないわけです。

 社会人1年目で右も左も分からなかったぼくに、
 先輩が言ってくれた言葉があります。

「作業と仕事の違いを知ってる?
 作業は『心』がなくてもできるんだよ。
 でもね、仕事には『心』が必要なんだ。」

 美味しいおにぎりをつくるためには、
 食べてくれる人を想う想像力が必要なんだと思います。
 科学的に、人を愛おしく想う気持ちが
 味に影響することを証明できてはいないけど、
 それは経験的にあると思えるわけで。

 要領の良さとか、手際がいいとか、
 そういうところにあるウエイトが、
 これからはどんどん移動するんじゃないかなと思うんです。

 計算が速いとか、どれだけの知識があるとかではなくて、
「人を想う想像力が仕事でいちばん大事」なんてことが
 真顔で堂々といえてしまう時代になっているんだと思うと、
 こりゃもうホント、わくわくしてしまうわけです。

 今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。

 属人的であることはデメリットといわれることが多いけど、
 属人的でない仕事は、どんどん代わりが(ロボット)やってくれる時代。
 ぼく(あなた)にしかできない仕事時代到来。