ここ数日、
1年間の振り返りをしている。
まだ、2021年は
終わっていないけれど。
師匠から、
そういう宿題が出されたのだ。
そんなこんなで、
事細かにいろいろと
思い出していたところ、
あることに気づいた。
それは、
僕の人生が動くとき、
その手前で
必ず何らかの言葉が
関係していることだ。
じゃあ、その言葉とは何か?
「僕の人生を動かした言葉」
そんなふうに聞くと、
なんだか仙人から授けられた、
神々しい言葉のようにも思えてくる。
でも、実際はどうだろう。
僕にとっては神々しくても、
他の人が聞くと
「ふぅーん」
ってな感じというのが、
正直なところではないだろうか。
ちなみに僕の場合、
「何を言われたか?」
よりも
「誰に言われたか?」
の方が大事だったりする。
というわけで、
いくつかのシリーズに分けながら、
「僕の人生を動かした言葉」を
ここに残していきたいと思う。
今回の言葉は……の前に、
少しだけ補足を。
僕はずっと、
家族と疎遠だった。
家族との間にできた溝は、
世界最深部といわれる
「マリアナ海溝」の深さに
匹敵するだろう。
その溝を埋めていくことは、
たやすいことではなかった。
僕は家族の話になると、
猛烈にグダる。
特に、師匠や
劇団の仲間たち(?)の前では
恥ずかしげもなくグダるのだ。
日を増すごとに、
僕のグダグダは
純度を高めていった。
グダグダオリンピックで
メダルを狙えるくらい、
磨きがかかっていったのだ。
ある日のこと。
いつものように、
純度高いグダりを
ひとしきり披露したあと、
師匠からこう言われた。

このとき、
僕は首がガクンってなるくらい
背中を押された気がした。
で、僕はこんな感じなった。

人生を動かす。
そのためのヒントは、
遠く離れたところに
あるとはかぎらない。
むしろ、
すぐ目の前にあったりする。
本当に大切なことは、
近すぎて見えないのかもしれない。