1,スタメン

GK 鈴木

DF 菅原・板倉・町田・伊藤

MF 守田・田中・堂安・南野・前田

FW 上田

フォーメーションは4-2-3-1

 

2、試合展開

開始直後に日本の右サイドへのロングボールと、ここ最近の試合で弱点とされていた箇所を狙われるスタート。

問題無く対応し、子気味良くパスをつなぎ、人数を掛けて前線へ進んでいく。

すると2分、堂安の仕掛けから、南野が合わせらずに零れたボールを堂安が再度回収し、マイナスのクロス。

ボールはエリア内まで詰めていた田中の前に転がると、難なくゴール右に突き刺した。

早い時間帯に先制し、このまま複数得点を期待させる雰囲気に。

 

前半は終始日本のペースで進み、何度か決定機を迎えるも、点にならない。

先日のマンU×リヴァプール戦でもそうだったが、取れるときに取っておかないと後々ツケを払うことになる、妙な不安がよぎった。

 

後半開始から北朝鮮はメンバー交代。

なんとなく3-4-3に修正した様子。

ハーフタイムで監督から指示があったのか、後半は前から人数を掛けてプレスする形に。

狭いスペースに人数が密集し、競り合いに持ち込まれると途端に押されてしまうという、アジアカップの悪いところが出てしまう。

60分には入れ替わってサイドを突破されかけたところを伊藤が掴んでイエローカード

とても先制している雰囲気では無くなった。

日本は58分には遠藤、73分に谷口・浅野・橋岡を投入して3-4-3へシフト。

3トップに3バックで対応。(この辺はアジアカップでも3バック変更すればよかったんじゃないかとは言われていた)

 

主導権を握り返したとは言い難かったが、何とか逃げ切り勝利した。

 

3、選手寸評

GK 鈴木

前半はほぼ出番無し。

後半のピンチはファウルに助けられたこともあり、何とかクリーンシート。

不用意な飛び出しは無かった。

 

DF 菅原

前半は積極的な攻め上がりで攻撃を活性化。

しかし、押し込まれる後半になると良いとこ無し。

ファウルの標的にされることも多く、フラストレーションを溜めていた。

フリーキックを担当している割に、(今日だけかもだが)精度は低かった。

 

DF 板倉

前半は球出しで持ち味を発揮も、後半の押し込まれる展開では危険なシーンも。

2対2の状況でボールウォッチャーになる癖が無いか?

 

DF 町田

特に前半は1対1で冷静な対応を見せた。

後半は他の守備陣とともに後手に回ってしまった印象

 

DF 伊藤

攻め上がりがスムーズになった印象。

ただ、イエローカードを受けたシーンもそうだが、戻りながらの守備に不安が。

3バック移行後もウイングバックとして攻め上がりを見せていたのだが、何故か周りは伊藤を避けていた印象。

 

MF 守田

後半で交代になってしまったが、気の利いたサポートで攻守に貢献。

 

MF 田中

この試合のMOM。

先制点もさることながら、ビルドアップや最終ラインからの球受けと、田中抜きにこの試合の勝利は無かった。

 

MF 堂安

右サイドでスタートも、状況に応じてポジションを変えて攻撃を加速させた。

先制点のアシストもあり、この試合の攻撃を牽引したと言えるが、一方で決定機逸が何度かあった。

 

MF 前田

攻撃についてはまだまだ途上というところだが、持ち味のスプリントで何度もチームを救った。

前田無しにはこの勝利は無かった。

 

MF 南野

下がってボールを受けて組み立てに参加していたのだが、ファイナルサードの部分で途端に存在感が無くなる。

ボール奪取やチャンスメイクでそれなりに存在感はあったのだが・・・。

 

FW 上田

体を張ったプレイでファウルを取りチャンスメイク・・・、がそれだけじゃダメだろ。

あと一歩及ばず。

 

MF 遠藤

後半60分から出場。

危険な時間帯にチームを支えた。

 

FW 浅野

スピードが持ち味なのになぜあと一歩足りないのか。

珍しく秀逸なラストパスがあったが、上田がフイに。

 

DF 谷口

3バック要員として投入。

結果的には無失点で終えたが、存在感は無かった。

 

DF 橋岡

74分にIN。

左が伊藤であることを考えると、後半で攻撃における役割は大きかったはず。

積極的に攻守に貢献した。

 

FW 小川

81分IN

時間が少なかったこともあるが、持ち味は出せず。

 

監督 森保

遠藤の投入や3バックへの移行といった対応はある程度評価できるが、それぐらいアジアカップでも出来ただろと言いたい。

ロングボールへの明確なアンサーとは言えない。