忘れないうちにまとめておきたい。

 

1、ダメだった選手編

①鈴木

U23世代というエクスキューズこそあるものの、主にハイボール処理に尋常じゃない不安定感を出した。

足元の技術的には良いところもあったが、技術以上にメンタルの問題だろうか?

ヤバい状況でさらにヤバい状態になるのはGKとしてはちょっと・・・。

 

②菅原

右サイドの一番手だったはずが、今大会ではダメのダメダメ。

イラク戦では競り負けるシーンが多く、ポジショニングの悪さから守備が後手に回り、危険なプレーを連発。

相手のラフプレーに明らかにイラついているシーンもあり、3戦目からは出番無しに。

 

③伊藤

攻撃面に物足りないものがあるのは以前から、アジアカップでも改善はあまり見られず。

が、であれば守備力は見せるべきところのイラン戦で何度も競り負けたのは残念。

 

④谷口

イラク戦の前半において、圧力に負けてラインを下げてしまった。

その後出番無し。

 

⑤板倉

コンディション不良に起因する可能性があるので責めにくいが、イラン戦において守備に穴をあけてしまい、敗北の要因に。

 

⑥浅野

度重なる決定機逸、判断ミスを披露。

これだけであれば今に始まったことではないのだが、同ポジションの上田が数字で結果を残したため、明らかに序列が低下した。

 

⑦伊東

サッカーと全く関係が無い話ではあるが、個人的な問題が原因で大事な試合に出れない事態に。

 

⑧森保

判断の難しい局面で後手に回り、状況を悪化させる悪癖が復活した。

 

2、選手選考編

① 細谷・鈴木の選出の是非

「A代表からパリへ」を標榜して抜擢した二人。

大会が成功すれば、一気にダブルアップという賭けに出たのだと思うが、結果的には失敗。

失敗体験の上積みで終わってしまって、果たしてパリに還元できるのか?

悪い意味でパリ世代の注目度は増したかもしれない。

 

② 森下・相馬・中村(航)は呼ぶべきでは無かったか

半分結果論ではあるものの、三苫の怪我が不透明だったことや、攻撃面に特徴のある左SBがいない(※中山は本職の左SBだが、どちらかというとバランス型と思う)ことを考えると、両サイドのウイングとサイドバックが可能な相馬は呼んでよかったのではないか?

もしくは森下を呼んでも良かった。

GKに関しては3枠あるのだから、1枠ぐらいは中村で良かったと思う。(※怪我があったのは事実だが、大会期間中に復帰しているし、何より苦労人である彼の存在は鈴木に取っても心強かったのでは?)

 

③ 伊東

報道の内容からすると、当事者間においてはアジアカップ開催前からゴチャゴチャやっていた可能性がある。

そうすると、個人的に招集自体をするか、アジアカップ終了まで告訴状の提出を待つよう説得するか出来たのではないか?

協会側からすると、「リスクがあるので招集しない」又は「代替召集を覚悟しておく」という対応もあったのではないか?

二転三転した挙句、「代替召集は無し」はどうなのか?

スポンサー意向であったとしても、(スポンサーが急に変わるわけないのだから)そうなることは予測できたはず。

 

3、チーム全体編

① セットプレー対策

今更な内容だと思うが、それでも今大会もこの問題がフューチャーされた。

鈴木の問題として取り上げられた部分も大きいが、それに対して「チーム全体の問題」という答えが出るのであれば、そもそも何故対策が出来ていなかったのか?

 

② マンツーマン対策

大会開始前は、「一部強豪国を除けば、アジアの対戦国はリトリートして守備ブロックを形成するだろう」という見方が強かったと思う。(自分も同じように考えていた)

蓋を開けてみれば、カウンターサッカーではあるものの、「ロングボール+ハイプレス」というリトリートをしない選択肢が多かった。

大会前予想と違ったという点はしょうがない。

だがしかし、イラクもイランもコンセプトは一緒なのに同じようにやられてしまうというのはどうなのか?

確かにどちらも完成度が高いサッカーをしていたので、簡単にひっくり返せるものではないと思うが、誰もが「もっとやれたんじゃないか?」を感じる試合だったのは残念。

 

ということで、アジアカップは失敗という結果に終わった。

この失敗をどう生かすかは本人次第。

特に森保監督については、「後悔していない」とか言うんじゃないと言いたい。

当初の見込みからすれば、この結果で後悔していない人間いないだろうが!

予選が今までほどシビアではない中、果たしてうまく修正出来るか?