グループE

 

スペイン 向上

コスタリカ 劣化

日本 現状維持

ドイツ 現状維持

 

1位ドイツ、2位日本

 

スペインについては、東京五輪世代の一部がうまくA代表に吸収され、緩やかな世代交代が進んだ印象。(そのため向上とした)

とはいえ、優勝した黄金世代に比べると小粒感(日本はより小粒だけども)があり、昨今のバルセロナの低迷と合わせてほとんど現状維持に近いと分析している。

監督のルイス・エンリケは知的で合理的な印象な反面、スペインらしい「情熱的」な部分に欠ける印象があり、ナショナルチームの監督としてはどうなのだろうか?

とはいえ、予選は1位通過、ネーションズリーグも現状グループ首位なので、調子は決して悪くない。

 

コスタリカは守護神のナバスは所属チームで出場機会無く、予選もプレーオフ通過ということで、明らかに劣化した印象。

さらに直前のイラクとの試合も入国手続きの問題で突如取り止めと、良いとこ無し。

 

我らがサムライブルーは4年前の本田・香川・岡崎に匹敵するようなプレーヤーこそいないものの、日本のメッシ久保、絶賛活躍中の鎌田、とうとうガナーズでレギュラーを貼れる選手が日本にも冨安、セクシードリブラー三苫と、ネームバリューこそ劣るものの伸びしろという部分では4年前を遥かに上回る陣容。

一方で、長友・酒井の代わりは見つからないまま4年経ってしまい、4年前の段階でスタートしたチーム作りは、予選の苦戦もあり完成とは言い切れず。

何だかんだで現状維持と評価した。

平均年齢の若返りには成功した部分もあり、やや向上した印象もあるが、単純に比較できない。

 

レーヴ体制が終わったドイツは、再構築に成功という意見もあるが、組み合わせに恵まれた予選こそグループ首位通過であるものの、ネーションズリーグは現在3位。

クローゼのような計算出来るストライカーを見つけることが出来ないままなので現状維持と評価した。

 

と書いておきながら、ドイツの1位通過と予想。

というのもタイプ的にドイツ・日本・コスタリカはスペインがやりにくいタイプの印象が強い。

ポゼッション率で言えばスペインが圧倒的ではあるのだが、カウンター耐性という点では最弱の印象がある。

伝統芸のポゼッションも、黄金世代に比べると劣化(周りが順応しただけかもだが)した印象がある。

ドイツはスペインとタイプ的に似ているものの、スペインに比べれば守備的なチームなので、日本・コスタリカとの相性を見ても優位性が高いと見た。

日本2位は希望的な観測も多分に含まれているが、今回のワールドカップはイレギュラーな要素が多分に多いため、何となく日本に有利な気もしている。