徒手療法講習会 - Kaltenborn-Evjenth Concept - | Y

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久々に講習会に参加。2日間我が母校にて開催されました。


今回はKaltenborn-Evjenth Conceptに基づいた徒手療法の講習会です。


いつも認知神経リハビリテーションに関する講習会や学会への参加がかなり多かったので、かなり新鮮な気持ちで参加してきました。


講師は私が所属する大学の教授がお務めに。


実は卒後3年くらいまで徒手療法の講習会に度々参加していました。実際に色々参加して理論、方法を学んで、臨床で利用して・・・そんなことを繰り返している時期もありました。


海外はもちろん日本にも色々な徒手療法が存在しているわけで、Joint facilitation、AKAなどなど。


これらは学生時代の実習中や授業も含めて学んだ経験があり、どれも魅力的な治療法でした。


「実際にどう違うんだろう?」ただそれだけの理由で色んな講習会に参加してきたわけです。


今回はKaltenborn-Evjenth Conceptということで、Kaltenborn先生とEvjenth先生の理論に基づいた内容です。第1印象としてはこれまでの中では最も評価と治療体系がきちんと構成されているのではないかと感じました。あくまで一個人の意見ですけどね。


「どの理論や方法が一番いいのか?」結果を出す上でそれは当然重要。


それに加え、「なぜその部位を治療対象としたか」「その治療方法を選択したのか」それをできる限り明確にする必要があります。


私のイメージとして徒手療法の講習会では理論を説明するところから始まるわけですが(←実際はどの講習会もそう)、それよりも方法論で盛り上がってしまうということを度々経験してきました。


クリニカルリーズニングということで、評価ー治療体系が重要視される今日です。


ただどれも基本的には解剖学や運動学に基づいた理論なのでクリニカルやエビデンスという話になるといささか疑問に思うことも出てくる。


解剖学や運動学、生理学という基礎学問を基にリーズニングがなされる、それを文献的に批判吟味し検証する、という後者の作業が不可欠かなと。


Kaltenborn-Evjenth Conceptは体系がしっかり構成されているので、これに基づいた治療展開をする場合に+αとして文献的批判の作業が加われば、もっとエビデンスのある治療方法として認知されていくのかな~って感じた講習会でした。


そんなの抜きにしてもかなり楽しかったです。自分の身体の使い方が重要なので、その点を確認していく練習にもなりました。また参加します。


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