直門のお稽古の折、「カラスはゴミを荒らす

悪い鳥と思われがちですが、頭がよくて、

可愛らしいところもあるので私は好きな鳥

です」と門下の方から伺いました。
そこから、カラスについて、少しだけ深めて

考える機会にもなりました。

 



賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)

神魂命(かみむすびのみこと)の孫であると

「新撰姓氏録」にあります。
日本神話で神武天皇の東征のおりに熊野から

大和へ入る山中を導くため、賀茂建角身命は

八咫烏(やたがらす)になり、天照大神(あ

まてらすおおみかみ)から遣わされた、とさ

れているのです。


このように賀茂建角身命は八咫烏のほかに、

八咫烏鴨武角身命(やたからすかもたけつの

みのみこと)とも呼ばれます。

また中国古代の説話では、八咫烏は太陽の中

にいる3本足の赤色の鳥を指し、太陽の異称

もいわれています。

ところで、日本サッカー協会のシンボルマーク

には八咫烏が用いられています。
先週からパリ2024オリンピックサッカーの

競技が始まっていますが、サッカーにかぎ

らず、様々な競技において、勝利を導くと考

えられている八咫烏にあやかることができま

すように。