観音様の功徳日(仏教においてこの日に参拝す
れば平日の参詣以上の功徳があるとされる日)
で日数の一番多いのが7月10日であり、
この日のおまいりは46,000日分に相当すると
いうことより、江戸時代からこの日のおまいり
が盛んになりました。
よって、この日は観音の四万六千日(しまんろ
くせんにち)とも呼ばれます。
なぜ46,000日という数になったというと、お米
一升が米粒46,000粒にあたるので一升と一生を
かけたともいわれています。
さらに、46,000日はおよそ126年となり、人の
寿命を上回ることから、一生分の功徳が得られ
る縁日とも考えられています。
浅草寺境内では7月9日と10日、四万六千日の
縁日にともなってほおずき市が催されます。
以前は毎年のように友人と浴衣を着て、
ほおずき市に出かけた後、馴染みのお鮨やさん
でシンコをいただきながら季節感を楽しんでい
ました。
今年は出張等の都合で浅草寺にまいることがで
きないのですが、このような季節の楽しみ方を
できる限り積極的に取り入れながら過ごしたい
と思います。